2008年07月25日

考えることを放棄しない。

昨日の記事で「他人に知恵を借りるべし」と書いた。

ただ一つ気を付けなければならないのは、自分の手法が間違って多重債務になった結果、考えることを停止してしまうことである。

お金が無いからとか、多額の借金があるからなんて相談をされたところで、有用な回答というのは実は無いのが正解である。

せいぜい無利息や低利息の公的窓口や手続きを教えてもらえればラッキーな程度なのだ。

多重債務に陥るには原因がある。その原因の排除のほうが重要な問題であることに気が付かねばならないだろう。
よく借金が親にバレて、一度は肩代わりしてもらっても、すぐにもとの木阿弥なんて事例は掃いて捨てるほどある。

ヒドい例だと、多重債務で「もう返せない」って状況が理解できずに、まじめに働いているからという思い込みで、更に高利の借金を重ねると言う愚考に陥っていることすらある。

ある弁護士が言っていたのだが、まじめな人ほどどうにもならない(自己破産以外に選択肢が無い・ヤミ金からも借りている)ような状況に追い込まれてようやくというケースが多いらしい。

一時期商工ローンなどが「包括根保証」という制度を使って、多重債務者だけでなく、親戚や知人や友人を連帯保証人として巻き込んでしまうと言う事実がクローズアップされている。

こうしたケースの場合、連帯保証人に迷惑がかかるからと、最後まで自己破産に抵抗するのがマジメな人であるというのである。

ところが考えてみると、自身の信用だけでお金が借りられない状況というので、連帯保証人まで巻き込んで破綻するのである。

もし、今ヤマトが借金の連帯保証人を頼まれたとすれば、相手の状況を精査し、債務整理が必要であれば強く勧めるし、連帯保証人を必要としなくても低利の公的融資を調べたり、様々な手を尽くす努力をする。

連帯保証を断る、或いは債務整理を勧めるというのは、相手に「恨まれる」事なのかもしれないが、保証を被る事になれば、今度は自分が相手を恨むことになってしまう。

連帯保証を「お願いされる」ということは、相手とはそれなりの関係であると思われる。だからこそ正しいと思われる解答を用意するのが必須になってくる。

多重債務の原因が「仕事」にあることだって考えられる。
給与は普通でも、自己負担の金額が大きいとか、ノルマがあって実は立替が日常茶飯事とか、結局考えてみると「ノルマのための借金」なんて話も良く聞く。

場合によっては「転職」と言うことも考えなければならない。
キチンとした会社であれば、採用時に身元保証人が要求されることが普通である。借金の保証人にならなくても、就職のための身元保証くらいなら引き受けてもよいだろう。

父親が口癖のように言っていたのが「(連帯)保証人には迷惑をかけられない」

最終的に「子供を取るか?保証人を取るか?」で、父親は保証人を選択してしまった。それで保証人に迷惑がかからなかったのか?
当然答えはノーである。
子供の将来を担保にして数年の時間を稼いだだけに過ぎなかったのだ。

恨むのは父親だけではない。父親が迷惑をかけられないと言っていた保証人をヤマトは恨んでいる。

連帯保証人を引き受けるというのは、ほとんどの場合「善意」だろう。
その善意すら「恨まれる」というのが借金の本当の怖さなのだ。
posted by ヤマト at 21:22| Comment(1) | 多重債務への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、ヤマトさん。
昨日はルパンさんちで暖かいご回答有り難う御座いました。
正直言ってヤマトさんのURL開示に気付かず本日初めてお邪魔致しました。
上から順に追ってきて・・・この記事には目頭が熱くなるものを禁じ得ませんんでした。

ヤマトさん。。どうして僕の事を知っているの??なんて錯覚を起してしまう内容に感服した次第です。

当時、公的資金や銀行から相手にされなかった自営業とはいえ安直に3人の子供教育費や両親の病院代。。。

あるいは、業績不信時の収入不足や未収金、貸し倒れなどを高金利に頼りきっていた。。

余裕ができた時(業績がよく手元に幾ばくか残った時)に
元本を増額し返しておけば良かったものを預金か何かと錯覚

思えば26年間。。人生の2分の1を利息のみの返済についやし続けてました。

貸し金法規制で(総量規制?)各社ほぼ一斉に出金停止で現実に直面し気付いた時には手遅れでした。

僕の過去への贖罪というか清算は今、始まったばかりなので
これからもご指導ご鞭撻、よろしくお願い致します。

最後にルパンさんやヤマトさん達、先人の努力のおかげで
最悪の清算方法を回避できたことに心から感謝しています。

まだまだ、多数いると思う僕同様の方が個人でもできる、
高い報酬が準備できなくてもなんとかなる事に早くきづいて下さればいいのですが・・・
Posted by ロト at 2008年11月03日 11:38
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